椎間板ヘルニアで手術しても腰の痛みは改善しない!腰の痛みを改善できるストレッチも公開
椎間板ヘルニアと診断されてどこへ行っても良くならないし「腰の痛みも足の痺れもつらい・・」
そんなとき、「手術したほうがいいのかな・・」って思いますよね、
しかし、椎間板ヘルニアで手術しても腰の痛みや足の痺れは改善しないことが多いのです。
今回は椎間板ヘルニアで手術をしても「改善しない理由」と「腰の痛み・足の痺れを改善できる方法」もお伝えしていきます。
椎間板ヘルニアは手術しても改善しない理由とは!?
まず椎間板ヘルニアは、腰の背骨の間にあるクッションの中が外に飛び出して、外にある神経を圧迫することで腰の痛みや足の痺れが出る腰の病気です。
ほとんどの場合は、整形外科に受診し、注射や湿布など、場合によってはリハビリなどをして腰の痛みの状態を軽減させていきます。
症状がひどい場合や日常生活を送るのも困難な場合などでは、手術で飛び出した椎間板を切除することもあります。
しかし、椎間板を切除しても腰の痛みが残ったり、数年経ってからまた同じような症状で悩まれている方が多くいらっしゃいます。
では、「なぜ」椎間板ヘルニアで手術をしても腰の痛みや足の痺れが改善しないのか?
それは、腰の痛みや足の痺れが椎間板ヘルニアから起きているのではなく、他の原因で痛くなっている可能性があるのです。
腰の痛み、足の痺れの原因の違い
私たちも10年以上臨床現場で椎間板ヘルニアと診断されている方々を何万人と診てきました。
そのなかで、椎間板ヘルニアに疑問を感じるようになっていきました。
まず椎間板から飛び出したヘルニアは、一度飛び出したら引っ込むことはないのです。
しかし、椎間板ヘルニアで悩まれている方の症状には痛みが強くなったり、弱くなったり、痛みがない時間もあったりと一日の中で痛みに波があるのです。
飛び出した椎間板が原因で腰や足に痛みが出ているのであれば、このように痛みに波があるというのには話が矛盾してきます。
- 痛みが強い時はヘルニアの部分の飛び出しが強くなるのか?
- 痛みが弱い時はヘルニアの部分が引っ込んだりするのか?
このような疑問を抱くようになりました。
椎間板ヘルニアはレントゲンやMRIをいつ撮ってもその日の状態で飛び出している大きさは変わることはありません。
ましてや、椎間板ヘルニアと診断されている方で1年前にレントゲンやMRIを撮った状態と、1年以上経過した状態での椎間板ヘルニアの状態は変わらないのです。でも事実、痛みやしびれは1年前よりかは強くなっているのです。
そう考えると、今あなたに出ている腰の痛みや足のしびれは椎間板ヘルニアが原因で起きれている確率がとても低くなるのです。
では、ヘルニアが原因でなければ何が原因で腰の痛みや足のしびれが起きているのか?
それは、筋肉が原因で起きているのです。
筋肉が原因で腰や足が痛くなる理由
筋肉はただ硬くなるのではなく、縮んでいくように短縮(短くなる)していきます。
短くなった筋肉は伸ばし続けていかない限り短縮したままです。
なので、お腹側の筋肉が短くなって硬くなってしまうと、前にかがむような姿勢になってしまうのです。
そうなると、背中や腰の筋肉を使って姿勢をキープしなければいけなくなるので、背中や腰の筋肉に負担がかかり続けてしまいます。
負担がかかり続けた筋肉は疲労物質が溜まり、筋肉が硬くなっていくので、最終的には腰や背中に痛みが出てきます。
さらには硬くなった筋肉のそばを通っている神経や血管が圧迫されてしまい、それによっても痛みやしびれを引き起こしてしまうのです。
では、筋肉が原因で腰や足が痛くなっているという判断はどこですればよいのか?
椎間板ヘルニアと筋肉の違い
では、ヘルニアから起きている痛みと筋肉から起きている痛みの違いは何かというと、上記でも話しましたが一日の中での「痛みの波」にあるのです。
ただ痛みは痛覚で感覚なので、人によって差がめちゃくちゃ激しいです。
普段から意識して自分の痛みの状態を確認してみてください。
椎間板ヘルニアは24時間同じ痛み
まず椎間板ヘルニアだった場合の痛みは、「24時間」「365日」ずっと痛みが同じです。
飛び出しているヘルニアは神経を圧迫している状態なので、一日中同じ強さの痛みが出ていないと話が矛盾してきます。
しかも、座ったり立ったり、寝転んだり、前にかがんだり、後ろに反ったりしても、どの体勢になっても同じ痛みが出ます。
なので、このような痛みが出ている場合は、椎間板ヘルニアが原因で起きている可能性が高いと言えます
筋肉は痛みに波がある
では次に、筋肉が原因で起きる痛みですが筋肉は伸びたり縮んだりするので痛みに波があります。
例えば、寝ている状態で筋肉は硬くなっていることが多いので、朝起き上がるときは痛みが強くなります。でも、朝の支度などで動き始めると体が温まり筋肉が緩み、痛みがなんとなく朝起き上がった時よりましになっていることがあります。
さらには、お風呂に入ったときも体が温まるので血流が良くなり、筋肉が緩んでいきます。そうすると痛みも軽減してきます。反対に、冬の時期や体を冷やすと筋肉は硬くなってしまいやすいのでなんとなく痛みも強くなります。
このように一日の中で痛みに変化がある場合や日によって痛みの違いがある場合は、筋肉から起きている痛みの可能性が高いと言えます。
腰の痛み足のしびれの原因の90%は筋肉から起きている
腰の痛み、足のしびれは90%が筋肉で起きていることが多いです。
最近はTVや新聞、ネットなどにも腰の痛みは椎間板ヘルニアだけではないという事実を述べている医者や研究者がたくさんいます。
しかし、それでも腰の痛みや足の痺れは椎間板ヘルニアが原因と言う医師はまだまだいます。
実際にレントゲンやMRIで椎間板に異常があったとしても、あなたに出ている症状が今回のお伝えした筋肉と比例しているのであれば筋肉から起きている可能性が十分高いので、手術をしても改善はみられないかもしれません。
なので、まずは筋肉を緩めていくことをしていきましょう。
腰の痛み、足の痺れを改善できるストレッチ
今回お伝えするストレッチは腰が痛いから足が痛いからと腰や足のストレッチをするのではありません。
腰や足が硬くなっているのは事実ですが、ただ硬くなっているのではなく、腰や足に負担をかけてしまっている筋肉があります。
それらの筋肉が硬くなってしまう事で腰や足に負担をかける体になってしまっているので、まずはそれらの筋肉を緩めていく必要があります。
なので、ストレッチをやっていきましょう。
①お腹の筋肉のストレッチ
1.ストレッチするほうの足をベッドに乗せて足をまっすぐ伸ばします
2.反対側の足はベッドの外に降ろします
3.上半身を起こしてきてお腹側の筋肉が伸びている感覚があればそのままキープです
4.1分間を2回~3回ほど行ってください
※太ももの下にクッションを入れるともっと効果的にストレッチができます
②足のすね側の筋肉のストレッチ
1.ストレッチするほうの足をつま先まで伸ばし後ろで伸ばします
2.そのまま後ろに伸ばした足の膝を曲げないようにします
3.反対側の足の膝を曲げていき、重心をまっすぐ下に降ろします
4.ストレッチされてる感覚があればそのままキープ
5.1分間を2~3回続けてください
※つま先を内側に入らないようにまっすぐすることがポイントです
③お尻の筋肉のストレッチ
1.両手を体の後ろに置きます
2.ストレッチする側の足を反対の膝あたりに乗せます
3.そのままお尻をかかとのほうに寄せていきます
4.お尻の筋肉が伸ばされている感覚があればそのままキープ
5.1分間を2~3回続けておこなってください
まとめ
椎間板ヘルニアの腰痛のほとんどが筋肉が硬くなって起きていることが多いです。
筋肉が原因であればストレッチするだけでも痛みに変化が現れます。
椎間板ヘルニアで一向に改善しない方はぜひストレッチをやってみてください。
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